恋人というもの

さて、つい先日東京に遊びに行ってきた。

友人二人と友人の恋人一人、そして私の四人。

 

東京に遊びに行ってきた、と言うからには、私は地方の人間である。

そして女である。

私以外全員バツイチである。

 

まず、話をし易くするために、恋人のいる友人をAとし、いない友人をBと呼ぶことにする。

 

旅の主目的はAの個展のための絵の搬入である。

夕方に東京に着き、夜に搬入、展示を終え、飲み屋を何軒かハシゴをしてホテルに戻った。

 

Aとその恋人は別のホテルだったので、翌朝(正確には翌日の正午)までは何をやっていたのか知らない。

正午にGINZA SIXで再開昼食。

その前に私たち二人はショッピングをして私はコートを買った。Bも冬物の上着を買った。とても満足。

 

GINZA SIXで昼食後、なんだかんだあって、夜七時に帰宅。

 

さて、恋人というものは一緒にいると中々大変そーだ。

私たちは車で移動していたのだが、途中、道がわからなくなってしまったことがあった。そこで助手席にいた恋人に携帯のナビで道を探してもらったのだが、ラブホテルを検索した履歴があったらしく、そこで一悶着起きることになった。

 

なぜ履歴があるのか云々。。。そんな事してない云々。。。じゃあ、なんで履歴があるのか云々。。。知らないよ云々。。。(以下繰り返し)

 

ちょっとした地獄である。気を遣う。どちらの味方にも敵にもならないように。

 

さて、ここで問題です。

”さて”は何回出てきたでしょうか。

と、いうのはどーでも良くて。

問題

この話に登場する人物の性別構成はどーなっているでしょうか。

Aは? Bは? Aの恋人は? そしては?

 

 

正解は

「わからない」

 

私は女であると前半に提示してはいるがホントかどうか確認の仕様がない。

他の三人に至っては言わずもがなである。

私自身がどう読むかと言えば、友人は自分自身と同性と考えて話を読むだろうし、友人の恋人は異性だと考えるだろう。

この話の場合は”私は女である”という宣言があるので、友人は女性でその恋人は男性として読むと思う。

 

しかし、世の中には同性の恋人を持つ人もいれば、異性の友人を持つ人もいるので、答えはわからない。

何が言いたいか。

一般的に言って明記されていない事でも、無意識に自分の生活環境 (友人の男女の構成比、恋人が異性か同性かなど)に寄せて読んでしまうものだなぁ、という事である。

つまり、いつでもどこでも人間は騙される可能性があるということ。

 

さて、私は女? 男? フフフ。